僕に気付いた咲さんが測定ブースから顔を出す。彼女の後ろに色白で小柄な男性が見えて、僕は慄然とした。 「咲さん!こっちに!」 早くこっちへ来て。そこは危ない。 「福井くん。大丈夫?」 言いながら歩いてくる咲さんの後ろから、白い男はついてきた。 「咲さんっ!」 僕は思わず彼女の手を掴んでいた。細く柔らかい手。 「何?どこか痛めた??」 「違いますっ。咲さんが。」 どう言えばいいのかわからず、僕は彼女と彼女の後ろで僕の様子を伺っている男の顔を交互にみた。