生簀の恋は青い空を知っているか。


え、何を?

その質問は宙に浮かんだままだった。
ベッドへと引き摺り込まれる。あの手触りの良いタオルケットで顔まで覆われた。

部屋まで戻すって、浅黄さんの部屋に? それともわたしの部屋に?

突然謎掛けを渡されて、頭の中でそれを必死に考えていた。結局答えは見つからないまま。

静かになった浅黄さんは何を考えているのだろう。見当もつかない。

「人のはなし、」

聞いてます? とそのタオルケットを引き剥がす。天井に埋め込まれたライトが眩しかった。

すぐにそこへ影が落ちた。
近づく気配より先に顎を掴まれる。