生簀の恋は青い空を知っているか。


家に帰って、リビングのソファーでぼーっとしていたところまでは覚えている。

それから寝ぼけてこのベッドに行きついたってこと?
なんだか怖くて、その真相は聞かないまま、わたしは洗面所へと向かった。

コットンを取って、化粧を落とす。何故か浅黄さんもついて来て、化粧を落とすわたしの方を見ている。

「あの、眠ってるところを妨害してしまったなら、ごめんなさい」

もしや謝罪を求めてここまできたのかと思い、そう口にする。

「洗濯機、買うか?」

……うん?

今の会話は果たして成立していたのか。
第三者がいない今、それを検証してくれるひとはいないけれど。