そっか、じゃあこれから浅黄さんと恋愛話をすることはないのか。
今までしたこともなかったけれど。
怪訝な視線とぶつかる。
「お母さんと、鼎のママが、同級生だって聞きました」
「ああ」
「あと鼎のお姉さんとも同級生だって」
「世間て狭いよな」
同じ感想をわたしも持ったな、と思い出す。浅黄さんがノートPCに顔を向けなおした。
続きのある雑談でもなかったので、わたしも部屋に戻った。
新品のお布団の上に寝転がって、とりあえず母には連絡を入れておこうと考える。
メッセージを送信するとすぐに返信が返ってきた。『上手に付き合いなさいね』



