そんなお誘いがあったとは
映画同好会とバスケ部を掛け持ちしていた理美は、確かに後輩からよくモテていた。
高校でも大学でも同じ感じだったのだろう。
「そんなことしません。婚期が遅れるでしょ」
「理美は結婚願望あるね」
「それ以前彼氏ができないとね」
「この中で最初に結婚するのが松葉ちゃんだとは想像しなかった」
「結婚したって何も変わらないわよ。本当に好きな男とデートすれば良いし?」
鼎の意見に、わたしの概念はひとつひっくり返された。
「鼎、なんでそういう夢のないこと言うの」
理美が頬を膨らませている。可愛い、だいぶ酔っているみたいだけど。



