テレビでは明日の天気予報が流れている。 「悠介とは大学で知り合って」 浅黄さんがテレビの方を見ながら言う。 「その時から仕事忙しそうにしてたけど、なんとなく俺が腐らず仕事をやっていけてるのはあいつを見てたからだって思うときがある」 「富山さんを?」 「うん。仕事に対する姿勢とか」 「尊敬してるんですね」 「まあ、確かに」 ちょっと頷きつつこちらを見る。 すっと自然に顔が近づいて額に口づけが落とされた。 「眠い」 「え?」 「寝ようぜ」 「いや、まだ私、化粧も落としてなくてですね」