え、と若干引いた。それは高校生を勝手に撮る女子高生と、撮られるほどの容姿でもあった浅黄さんに。
「その日からなんか電車乗るのに拒絶反応出たって話……まあ今となっては普通に乗れるけどな」
「それなら、車で来れば良かったのに」
「君となら乗っても良いかなと思った」
わたしは一体何だと思われてるのだろう。
浅黄さんを隠したり盾になるにはちょっと身長が足りないのだけれど。
「にしても、雨女は強いな」
どんより曇る空を見上げて浅黄さんは言った。
「賭けしよーぜ」
「何の?」
「帰るまでに晴れるかどうか」
天気で賭けをするらしい。



