ふわふわなタオルケットを手繰り寄せて目を瞑る。それ以上浅黄さんは何も言わず、隣に寝転ぶ気配がした。 身体とシーツの間に腕が差し込まれる。パッと目を開けたときにはもう、後ろに抱き寄せられていた。 これは……抱き枕……? 背中に浅黄さんの体温を感じる。自分のよりずっと熱くて、それが眠気を誘う。 朝起きると、浅黄さんは居なかった。わたしは自分の部屋の布団の上で眠っていた。 夢かと思った。変な夢を見たのだと。 肩にかかる浅黄さんのタオルケットを見るまでは。 眠気の残る頭を振って考える。