お祭りに向かう人でごった返す駅の改札口。
17時半に待ち合わせをしているのだが早く準備が出来て気持ちが逸ってしまい龍は17時に着いてしまった。
「彼氏と浴衣でお祭り良いなぁ」
以前、雑誌を読みながら瑠奈がポツリとそう言っていたのを龍は聞き逃さなかった。
そして祭りが開催される今日、珍しく部活が休みになったので初めてデートに誘った。
今までバスケの強豪校だから試合や練習ばかりでデートをしたことがなかった。
直接会う時間がないため、電話をすることに。
「俺だけど今日夕方暇か?」
『夕方?暇だよー』
「祭り行く?」
『え、だって今日は練習じゃないの?』
「休みになった」
『行きたい!龍くんとお祭り行きたい!』
嬉しそうな瑠奈の声が聞けただけでこっちも嬉しくなる。
自然と頬が綻ぶのが自分でも分かる。
「17時半に駅で待ち合わせで良いか?」
『うん!浴衣準備しなきゃ!龍くんまたね!』
返事をする間もなく通話を切られた。
まぁ良いか。
喜んでんだしな。
そして龍も自分の浴衣を準備しだした。
17時半に待ち合わせをしているのだが早く準備が出来て気持ちが逸ってしまい龍は17時に着いてしまった。
「彼氏と浴衣でお祭り良いなぁ」
以前、雑誌を読みながら瑠奈がポツリとそう言っていたのを龍は聞き逃さなかった。
そして祭りが開催される今日、珍しく部活が休みになったので初めてデートに誘った。
今までバスケの強豪校だから試合や練習ばかりでデートをしたことがなかった。
直接会う時間がないため、電話をすることに。
「俺だけど今日夕方暇か?」
『夕方?暇だよー』
「祭り行く?」
『え、だって今日は練習じゃないの?』
「休みになった」
『行きたい!龍くんとお祭り行きたい!』
嬉しそうな瑠奈の声が聞けただけでこっちも嬉しくなる。
自然と頬が綻ぶのが自分でも分かる。
「17時半に駅で待ち合わせで良いか?」
『うん!浴衣準備しなきゃ!龍くんまたね!』
返事をする間もなく通話を切られた。
まぁ良いか。
喜んでんだしな。
そして龍も自分の浴衣を準備しだした。