失明していない...

何故美麗は目を隠すのか。いつか美麗から言ってくれるのを待とう。

美麗サイド
ふと目が覚めた...

重い瞼を開けた。

眼帯がない、隣には薬もある。医師が見てくれたのだろう。だとしたら、私が失明していない事がバレたかもしれない。

医学の勉強をして、経験を通して、必ず医師は目で健康状態を確かめる。

ハクになら大丈夫なのだろうか。

オッドアイの私を不思議に思って、軽蔑しないか。

短い期間一緒に過ごしたがハクがそんな風には見えない。

いつか話さなくては。


「ハク...初めての友人...」