16歳になった。


私が目を開くことができるようになったのは1歳になる頃、満月の夜だったという。


突然見えるようになったから、おじ様とおば様はもちろん大いに喜んだそう。

しかし、私の目はオッドアイで目立つ事から外に出るときは眼帯で片目を隠した。

3歳から勉学を教えてもらい、一度読んだもの、聞いたこと、見たものはすぐに覚えることができたんだ。

たくさんの本を読み、好奇心旺盛に色んなことをした。

経験こそが一番の教育...


私は十分な知識と教養を身につけて、また自分の身を守るためにおじ様のお友達の剣の得意な方に6歳から剣術と武術もはじめた。