私は本当の両親を知らない。


生まれて間もなかったと思う。私は泣き続けた。凍えるような寒さと風が吹く、嵐の日だと思う。


まず私はまだ一度も目を開くことができなかった。

泣き叫んでいた所、たまたま通りかかった人に救われた。

そしてそれからはその人が私を育ててくれたんだ。おじ様といっている。とてもガタイが良くて怖そうに見えるけれどとっても優しい人なんだ。


結婚していて、子供は自立してお城で働いているそう。


おじ様は、剣専門工房の親方。剣の腕も凄くてお城で働く騎士団で指導もしているそう。
おば様は町の薬剤師をしている。



唯一分かる情報は私の名前...

美麗という名だけは、わかった。