渋々起き上がり欠伸しながらお風呂へ向かう
今日は何も予定は無い筈、折角気持ち良く寝てたのに…
シャワーで眠気を飛ばし、リビングへ
和士はソファーでコーヒーを飲みながら新聞を読んでる
その向かいに座り、用意されてるココアを飲む
温かい
まったりしてると新聞を読み終えた和士が顔を上げる

「栞」
「ん?」
「高校に、行かないか?」
「...」

聞き間違い?
今…何て言った?

「...もう1回言って」
「高校に、行ってほしいんだ」
「高校って、和士の?」
「ああ、俺が理事長をしてる久八高校」

久八高校
生徒の大半が不良でソレを束ねてるのは白狐…暴走族
和士が初代副長を務めてた良い族でも(悪い暴走族は薬や汚い事をしてる奴等)