.....倒れるっ! 私は、目をギュッと瞑った。 でも、痛みは襲ってこなかった。 悠斗が受け止めてくれたからだ。 「あ、ありがと」 私はお礼を言ったけど、悠斗からは返事が返ってこない。 「悠斗くん!加奈のこと、保健室に連れて行ってあげて?もし何かあったら心配だし.....。」 .....っえ? 「.....分かった。」 「.....え?沙良.....?」 私は、沙良に、保健室に行くほどの痛みじゃないよ!と目で訴えた。 でも、返ってきたのはウインク。 .....。