「こんな感じで、付き合ってからだんだん好きになったの。」


「へぇー笑しらなかった笑」


そんな感じだったんだぁ。


「だからさ、陽茉莉も、素直になって幸せになりなよ。」


「んー、素直になっても幸せになれるとは限らないからね〜あ、梨花、あと5分で授業始まるから行こ!話、聞いてくれてありがと!」


「え、あ、うん、でも…」


「でも、私の考えは変わらないよ。私は成瀬くんが嫌い。」


素直になって幸せになれるような相手じゃないから。


これは、変わることないかな。


「まあいいや。陽茉莉が決めたことなら何も言わない。頑張って。」


アドバイスは沢山してくれるけど、自分の考えを押し付けるようなことは絶対しない。


そして、私の出した答えをいつも応援してくれる。


梨花のそういうところ、大好き。


「梨花、いつもありがと!大好きだよ!」


普段あまり口にしない感謝の言葉を口にすると


「急に何〜陽茉莉〜笑私もいっつも陽茉莉に助けられてるし!こちらこそありがとうだよ!私も大好き〜」


と、少し照れながら応えてくれた。