独占溺愛~クールな社長に求愛されています~

「うん……」

 あまりの美しさに感動しながら、詩穂はカップの中の花をつまみ、ケーキの上にパラパラと散らした。それを繰り返して花が残り少なくなり、詩穂は左手の上にカップの中身を空けた。すると、小さなピンクと紫の花と一緒に、コロンと円いものが手のひらに転がる。

「え……」

 それを見て、詩穂は言葉を失った。

 それはプラチナのリングだった。柔らかなラインが優美なデザインで、中央には大きなダイヤモンドが輝いている。

 蓮斗は隣のスツールに座って、詩穂の手のひらから指輪をそっとつまみ上げた。

「まだ……付き合って二ヵ月だから、気が早いと思うかもしれない。でも、この気持ちは、これからどれだけ月日を重ねても絶対に変わらないと誓える。詩穂とずっと一緒にいたいんだ。詩穂が俺のそばで一生笑ってくれることが、今の俺のソムニウムだ。詩穂、俺と結婚してほしい」

 これ以上ない嬉しい言葉に、胸の奥から熱いものが込み上げてくる。

「すごく嬉しい。私も……蓮斗とずっと一緒にいたい。蓮斗と結婚したい」

 蓮斗が詩穂の左手を取って、薬指に指輪をはめた。ダイヤモンドが可憐に輝き、ひんやりとした指輪の重みが、彼の気持ちの揺るぎなさを伝えてくれる。