一筆恋々


ああ、静寂さま。
げにも慕わしき俤(おもかげ)よ。

日毎(ひごと)夜毎(よごと)に募(つの)る想ひは、月の光差す窓辺を涙で濡らす。

かの黄昏(たそがれ)近き頃合いに、相(あい)会(お)うたあの塀の上にも、涙の月は降り注ぎ、
(廃棄)