初カレ 初カノ



「泉と航のおかげかな、改めて楓の好きなところを思い出させてくれた(笑)」

「改めてなんて、やっぱり私のこと考えてくれてなかったんでしょ?」

優真の腕の間から優真の顔を上目遣いで見る

「やっぱ可愛いなお前、チュッ、楓が他の男と付き合うなんて絶対嫌だ」

「私そんなこといってないよ?」

「航が楓に告白するって俺を煽りやがったから口聞いてねえ」

「そんなことされてないよ」

「俺だって解ってる、航は俺と楓のこと応援してくれてたし、でも信じることが出来なかった、頭ではわかっていたのに」

「謝らないとね」

「うん、今日ちゃんと謝るよ」


優真は楓の涙を手でぬぐいキスをした

「んっ」

「俺ね、智加のこと付き合いたいとか好きとかじゃなかったからな、仲間だと思ってたし」

「でもね、腕組むなんてことは普通しないから」

ほっぺたをぷくっとふくらます

「強引なとこはあったな、それに関しては謝るしか出来ない」

「謝るってことは何かされたんだ」

「ごめん」

もう一度楓にキスをする

「キスしたんだ」

「えっ何でそう思うんだ?」

「今までのキスと違う……」

「一緒だろ?」

「違うよ、もっと優しくしてくれてたもん」

「もうそろそろ気持ちよくなるキスしようぜ、なっ?」

優真は楓の口を開かせ舌をいれた

「くっ、苦しい、息いつするの」

「(笑)可愛いよ、やっぱり楓がいい」

「やっぱりー、もう、知らない!」

「ごめんて、されたんだよ、本当にごめん、楓と同じ高校行きたいって思った俺のこと信じて、塾は辞めたから、帰り一緒にこれからは帰ろうな」

「もう、次浮気したら許さないよ、優真くんまたよろしくね」

「ありがとう、楓のこと大事にする、好きだよ」

楓を抱き締めた

「嬉しい」

「なあ、一つ聞いていいか?」

「何?」

楓は優真の胸から上を見上げる

やっぱ可愛い(笑)

「楓の初恋って?」

「……優真くん」

また顔を埋めた

「優真くんは?」

「楓」

もう一度楓を強く抱き締めた



春四月

「いってきまーす」

自転車に乗って家を出る楓

橋で優真が待っている

「おはよー」

「おはよ、行こっか」

「うん」



END