初カレ 初カノ



先生の会議で部活が休みの日に泉と一緒に帰る

泉とは三年で同じクラスになっていた

「楓~元気ないよ」

「うん、テストが悪くてママにめちゃくちゃ怒られた」

「私も悪かったけどね、優真はよかったみたい、自慢してたから」

「いいねー、塾のおかげだねー」

「まあね、毎日いってるよ」

「毎日ねー、塾の子とは毎日会ってんだね」

「楓?」



優真の家

「優真、楓と何があった?」

「何も……」

「最近教室でも元気ないんだよねー、夏休み会ってないのは何で?テストも悪かったみたいだし」

「勉強頑張るっていったから塾頑張ってんじゃん」

「メールとかしてる?」

「そういえば最近してないな、塾のグループとか盛り上がってそっちのやつと話してるな」

「楓ほっとくと他の子にとられるよ?」

「楓は浮気はしないよ、俺を待ってくれてるはず」

優真は携帯で楓のトークを開いた

いつから楓と話してないんだろ?

八月五日……塾の前で会ったのは八月三十日か

さすがにほったらかしすぎたか……

‘楓、日曜日11時に神社で会おう’

‘わかった’



日曜日

楓おせーな、携帯の時計は11時15分だった

楓がやって来た

「遅せーよ、何やってんだよ!」

楓はビクッとなる

「ごめん」

「先に来とけよな、塾あるんだから」

「今日あるの?ないから会ってくれるのかと思った」

「日曜日は自習室を使っていいんだよ、いつも五、六人で集まって自主勉強してるんだよ」

「そんなこと知らないもん」

楓は下を向く

「それは……言ってなかったかも、悪い怒鳴って」

「この間会った子もいるんでしょ?」

「智加(ちか)のことか?」

呼び捨てだ……

「名前知らないもん、最近優真くんと話してないし、塾も何時までか知らないし、私からメール送ったら迷惑かなって」

「電源はオフにしてるけどメール入れてくれてたら後で見るよ」

「もっと前に聞きたかった……」

楓は涙が溢れそうになっていた

「お前、テスト悪かったんだって?」

楓は頷く

「俺、頑張ってんのに何やってんだよ」

優真は時計を見た

「優真くんは塾のみんなと頑張っているから……グスッ智加さんと仲良くすればいいよ、腕組むなんて普通同じ塾だけの関係でしないから、何よ胸とか押し付けられて……エッチなこと考えてるんでしょ!イライラしてる優真くんなんて嫌い!もう帰る」

楓は持ってきていた袋を優真に投げつけて走って帰っていった