八月に入っても優真と会うことなく日が過ぎていく
たまに元気?とか塾の模試がよかったとかメールはくれるけど私のことはあまり書いてくれてない
私も去年優真くんにこんなに不安にさせてたのかな
会おうとは言ってこない……
泉がお盆休みに入ったので遊ぶことになり楓の家に遊びに来る
「えっ、優真と会ってないの?」
「うん……」
「塾の休みの日があったんだけどその時は家族ででかけたんだよ」
「そうなの?八月入ってから塾に毎日いってるんでしょ?」
「お弁当持っていってるみたいよ、夕方6時までかな」
「そう、じゃあやっぱり頑張ってるから邪魔できないよ」
「日曜日は基本休みなんだよ、でも行ってるみたいよ、塾の子とかは仲がいいみたいよ」
「連絡がないってことはくじけてないってことだから待つよ、優真くんが決めたことなんだから」
「二学期始まったら会えるよ(笑)」
「うん」
夕方楓は自転車で買い物に行った帰りに優真の塾の前を通ると入り口から優真が出てきた
自転車を止めて声をかける
「優真くん、今終わったの?」
「楓、びっくりした、どうしたんだよ」
「買い物の帰りなの、頑張ってる?」
「頑張ってるよ、今日も1日だったし」
「優真~帰ろう!」
優真の腕に手を絡ませてきた女の子がいた
何手を組んでるの?この子……同じ中学ではないよね
「ちょっと話してるんだからやめろよ」
「何で?あっ女の子の前だからか、ごめんごめん」
楓は自転車に乗って帰っていく
「あっ、おい」
「帰ったんならいいじゃん、何か飲んで帰ろうよ」
「あっ、うん」
楓は自分の部屋で泣いていた
あの子と帰ってるんだ、呼び捨てにしてたし、美人だった、塾が楽しいんだ、連絡も来なくなってた訳がわかった
私とは会えなくて、塾の子なら会えるって……
楓はずっと携帯を眺めていた
連絡も来ない、もう私のこと嫌になったのかな……
二学期が始まってテストが戻ってくる
「楓、なんなの!この成績は、夏休み何してたの?勉強しないなら携帯禁止にするわよ」
楓は黙って自分の部屋に上がっていった
結局夏休みは家に来てくれたあの日から会わなかった
少し無理してでも夜会えばよかったのかなー
結局一度しか来てくれなかったし、わたしがキス以上のことをさせないから?



