「岡内が部活終わってから夜、練習行ってること、お前は知ってるんじゃないのか?」
優真は楓の言葉を思い出した
「あっ……俺……夜のこと頭になかった……何で航知ってるんだ?」
「最近授業中寝てることが多くて体調悪いのかって聞いたんだよ、そしたら他の二年が全然伸びなくてコーチから県大会出場が危ないって言われてるんだって、だから部活中は岡内は二年に教えて、自分の練習は夜行ってて今は週四日行ってるって、コーチからのプレッシャーが半端ないって、過去に県大会出場を逃したのは過去一回しかないって」
「バド部強いもんな……」
俺、キスしたことばっかり覚えてた、ちゃんと楓から聞いてたのに
「週四日は知らなかった、週二日のままだと……言ってくれたらよかったのに……」
「岡内がお前に言うと思う?心配させたくないのに?俺が聞いたから答えたけどさ、お前もくたくたになるくらい練習しなきゃなんないしお前も見守るべきじゃね?メールでも励ますこと出来るしお前、自分のことばっかりメールもしてたんじゃねーの?返事を求めるなよ」
「航の言うとおりだ、俺も練習頑張る」
「まあ、わかってくれたならいいけどさ」
電話は楓からは出来ないんだった、俺の部屋は泉がいるし、俺が外からかけないと……あー楓のこと何もわかってねーわ
優真達の新人戦の前日、楓からメールが入った
‘明日の試合頑張ってね、授業中応援してるよ、寝てたらごめんだけど(笑)’
‘ありがとう、頑張る、寝ててもいいよ(笑)’
‘じゃあ、夜練習行ってくるね、おやすみ~’
今日も練習か……バド部は来週だからあと一週間踏ん張れ、楓
バスケ部は三回戦敗退で県大会出場を逃した
次の週バド部の新人戦前日
‘お疲れさん、明日怪我するなよ、授業中ちゃんと起きてるから(笑)頑張れ’
‘ありがとう、1日かかるから帰ってきたら連絡するね’
次の日、部活終わって航と帰る
「団体戦の結果入ってきてたな、なんとかノルマ達成だな」
「うん、よかった、後は個人戦か、家帰ったら連絡入ってるかも……早く帰ろ」
「おい、走るのは勘弁だぜ(笑)荷物重たい」
「早歩きでいいか?」
「全く仕方ないな」
二人は足早に帰っていった



