ハックション
「風邪か?優真」
「いや、花粉症かなー」
鼻をこする
「お前花粉症なの?」
「いや、でも突然なるっていうし」
「誰か噂してんじゃねーの」
「いい噂ならいいけどな(笑)航は今のクラスどう?」
「あーいいよ、ってもバスケ部でつるんでるけどな」
「他の奴らとかは?」
「他の奴?って岡内?」
「いや、楓にクラスの名簿送ってもらった」
「ふーん、俺に送ってって言わずに岡内に言うんだー」
「あっ、別に誰でもよかったけど……悪い」
「いいけど、クラス別れると話すことないもんなー」
航はニヤニヤして優真をからかう
「あー、もう、航には言うよ、もう一人の祐真って奴はどうかってことだよ」
「今、岡内の後ろの席で結構話してるよ(笑)」
「なんで?出席番号順じゃねーの?」
「目が悪くて真ん中より前がいいっていって岡内の後ろで二番目になった」
「何列もあるのに何で楓の後ろ?楓一番だろ?廊下側じゃん」
「祐真が身体がデブいからさ、あっ大きいからさ、
みんな見えないといけないから先生が言ったんだから仕方ないだろ~祐真が岡内の後ろがいいって言ったんじゃないんだから」
「そっか……」
「まだ気にはなるんだな」
「まあ、同じクラスの時より気になってるのは確かなんだけど……」
「同じ祐真に取られてもいいのか?」
「取られないだろ?」
「その自信はどこから?わかんないよ岡内は優しいし見た目で選ぶような子じゃなさそうだけどな」
「それは……航に煽(あお)られても……」
優真はプイと顔をそむける
「(笑)俺煽った?」
「女から煽られたいよ(笑)」
「岡内から煽られたい?」
「楓はそんな事は言わないはず」
「意外と天然でいうかもよ」
優真は歩きながら航を軽くどついた
「やめろ、恥ずい」



