次の日の部活終わり、優真は航と一緒に帰っていた
「昨日、二人で帰ったんだろ?何か進展したのか?」
「いや、途中まで帰ったけど少し話して……よくわからないんだよな」
「わからないって?お前岡内のこと好きなんだろ?せっかく二人で帰るようにしてやったのに告白してるものだと思ってた」
「好き?告白?何で?」
「昨日みたいにイチャついてるのみたらそう思うだろ」
「イチャついてた?俺?」
「……はぁ、優真の無自覚こわっ」
無自覚って……俺
優真は昨日楓に話したことを航に伝えた
「岡内のことを可愛いっていう奴に腹が立つってことは他の奴らに取られたくないとか思ってるんじゃないのか?それは優真にとって好きってことにはならないのか?」
「……何か好きっていう恋愛の感情とは違うみたいな、可愛いって妹とか小学生とかの感情かなって俺は思ってたんだけど違うのかな」
「全く……岡内もそのお前に告白してきた子のことが気になるから聞いてきたんだろ?向こうも少なからず意識してんじゃねえの?お前にしても岡内にしても中途半端な態度だからお互い気になっておかしくなるんだよ」
「そっか、航は大人だな、俺はまだガキだ」
「まだ中1だぜ、俺だってガキだよ、付き合うとか全然わかんないけどお互い好きなら付き合うのもありだと思うけどな、まあ優真が岡内をまだ恋愛対象とは思ってないってことだな」
「恋愛……付き合うね……」
優真は部屋の机でボーッとしていた
「優真、宿題できた?優真!」
「えっ?何?」
「ボーッとしちゃって女のことでも考えてた?」
「女か……そうかもな」
「えー、誰のこと考えてんの?泉の知ってる子?」
「教えない」
「何よ、もう~」
泉はほっぺたをふくらました
ほっぺたをふくらましても何も可愛くない、楓は可愛かったのに……触りたいと思ったのに
「なあ、可愛いのって好きと一緒?」
「そりゃそうだよ、嫌な人のこと可愛いって思わないでしょ、女同士でもそうだよ、私は楓のこと可愛いと思うし」
「お前は女が好きなのか?」
「違うけど女同士は好きって感情あるもん、男同士はすぐBLを想像しちゃうけどさ」
「あたしだって好きな人いるもん、教えないけど」
「別に聞きたくないし……じゃあ楓は好きな人いるのか?あー楓じゃなくてもその俺らの年頃というか……」
「何いってるのかさっぱりわかんない、楓は好きな人はいないって言ってるけど楓のこと好きな人はいるだろうね、あの子の場合夜も練習いってるから同じ中学とは限らないし」
泉は二段ベッドから下りた
「お風呂入ってくるねー」
そうか同じ中学とは限らないのか……はぁわかんねー振られるの嫌だしこのままの関係でいいような気持ちもあるし、俺は楓のこと好きなのか?……



