航と千夏はまた話す
「今楓って呼んだよね?」
「うん、聞いた」
「楓はカルピスのほうが嬉しそうだけど(笑)終わったら二人にしてあげようか?」
「オッケー」
優真が飲み物を買ってきて四人は今日の体育祭の話を始めた
みんなそれぞれ解散し始める
「じゃあ、解散するか、お疲れ様、優真、俺買い物して帰るからまた明日部活でな」
「ああ、じゃあ」
千夏も帰り優真と楓は二人になった
「帰るか?」
「うん!」
「明日の部活は午後?」
「うん、バスケは午前中?」
「そう」
二人はしばらく自転車で並走する
10分ほど走るといつも泉と別れる橋につき自転車にまたがったまま話を始めた
「あのさ、夏休みに入ってさ先輩と最初に打った日があっただろ?」
「ああ、奇数だから一緒にっていわれた時だね」
「あの時、体育館中シャトルの音が響いてみんな二人の打ち合い見てたんだぜ、男バスの練習も中断したくらい」
「そうなの?私は打ってたからわかんないけど……」
楓は自転車から降りて止めた
「俺、お前の打ってるの初めて見て鳥肌立ったよ、めちゃくちゃ上手いじゃん!」
「私は自分が下手だと思ってるから全然まだまだって感じだけど、ジュニアでやってた子は私なんて全然かなわないよ」
「あれで?」
「うん、県大会なんてすぐ負ける、でも経験者だから先輩達より上の部で試合はでなくちゃいけないんだよ」
「そうなのか……上手なのになんで入部するのに迷う必要があったんだよってちょっと腹立ってた、でもそういう事情もあったんだな、ごめん、何も知らないのに偉そうに言って」
楓は両手を横にふる
「なんで、いいよ謝らなくて、最終的に決めたのは私だし、優真くんにアドバイスもらってバド部がよかったから決めたんだよ、先輩も優しいし可愛がってもらってるよ」
「体力的にもきついんだろ?あんなハードだと思わなくて、さっきも体力ないのからかうような事言ってごめん、傷つけたかなって」
「大丈夫、なんとかやってるし(笑)」
「お前は人を責めないんだな」
「そんなことないと思うけど……なんか責めるようなことしたっけ?(笑)」



