「紅茶党?」

とレモン。

不思議そうな表情。話し相手はキールトン婦人。カフェ。街でした。

「そうね。
少し想像してみて?

サラタウン以外の世界を」とキールトン婦人。

「たしかに素晴らしいでしょうね」とレモン。

「紅茶党は紅茶産業の復権を目指しているわ。

サラタウン以外の土地での」とキールトン婦人。

レモンは少し考えて。

「では謎解きを一つ」微笑む。

「何かしら?」

「あるところに二匹の雄と雌のネズミがいました。
二匹のネズミは結婚すると六匹のネズミを生みます。
六匹の雄と雌のネズミが結婚すると次の世代では何匹のネズミを生むでしょう?」