「なごみ今月土日いつバイト休みなのー?」
「んーと、明日、15日、21日、27日、29日」
「え、俺29しか休みじゃない笑」
「まじかー、じゃあ29遊んじゃう??笑」
「あそぼあそぼ!!」
洋人と私は通話する仲にもなり、どちらも学校でもバイトでもない時は常にしてた。バイトや学校が終わるとどちらかが即相手にかけて、また相手もすぐ出た。
寂しがり屋の私は、その頃から洋人を恋愛対象として見始めた。でも、私には彼氏がいた。
彼女が欲しい、顔がタイプという理由で告られて、私は寂しくて彼氏が欲しかったからOKした。けど彼氏はライムも通話も全然してくれなかったし遊んでもくれなかった。
でも、他の男とは遊ぶな、通話するなって。
正直、その頃は別れたいと思ってた時だった。
「ねーね、洋人ー」
「んー?」
「かまってえー」
「...かわい笑いーよ笑」
いきなり可愛いとか言われると心臓痛くなるし、彼氏から言われる好きより全然ドキドキした。
毎日通話して、話して。
幸せだった。
"かわいい"
"すき"
そんなこと言われる度に、好きになっていった。
自分でもチョロいって思う。でも、止められなかった。
「今度遊ぶ時何するー?」
「何しよっか、なごみは何がしたい??」
「お買い物とか!あと映画も見たいし、水族館も行きたい!あとカラオケでしょー、夏休みには海にも行きたいなー!あと花火!クリスマスパーティー!」
「めっちゃ行きたいとこあるね笑いーよ、行こっか!」
洋人は優しい。どんなわがままも笑って聞いてくれて、うれしかった。
「なごみー、」
「んー?どした、洋人」
「なごみにぎゅーしてちゅーしたい」
「どしたのまたそんなこと言って笑」
「だってしたいんだもん。笑」
洋人は眠くなるとよく甘える。私はそれが嬉しかったし、私も同じく思ってた。まだ会ったこともないのに。
ライムを始めて、普通の会話から甘い会話をするようになった通話。すべてがうまく行ってるように見えてた。
「なごみ、だいすきー」
「なにもう笑」
付き合ってもないのに好きと言われ、彼氏もいるのに甘えられ、洋人は彼氏がいることは知らないけど、罪悪感と背徳感があった。でもやっぱり嬉しくて、嬉しくて。
「わたしもだよ」
いつもそう言ってしまうのだった。
早く彼氏と別れてこの人と付き合いたい。そうすれば幸せになれるんだ、ってずっと思ってた。
「んーと、明日、15日、21日、27日、29日」
「え、俺29しか休みじゃない笑」
「まじかー、じゃあ29遊んじゃう??笑」
「あそぼあそぼ!!」
洋人と私は通話する仲にもなり、どちらも学校でもバイトでもない時は常にしてた。バイトや学校が終わるとどちらかが即相手にかけて、また相手もすぐ出た。
寂しがり屋の私は、その頃から洋人を恋愛対象として見始めた。でも、私には彼氏がいた。
彼女が欲しい、顔がタイプという理由で告られて、私は寂しくて彼氏が欲しかったからOKした。けど彼氏はライムも通話も全然してくれなかったし遊んでもくれなかった。
でも、他の男とは遊ぶな、通話するなって。
正直、その頃は別れたいと思ってた時だった。
「ねーね、洋人ー」
「んー?」
「かまってえー」
「...かわい笑いーよ笑」
いきなり可愛いとか言われると心臓痛くなるし、彼氏から言われる好きより全然ドキドキした。
毎日通話して、話して。
幸せだった。
"かわいい"
"すき"
そんなこと言われる度に、好きになっていった。
自分でもチョロいって思う。でも、止められなかった。
「今度遊ぶ時何するー?」
「何しよっか、なごみは何がしたい??」
「お買い物とか!あと映画も見たいし、水族館も行きたい!あとカラオケでしょー、夏休みには海にも行きたいなー!あと花火!クリスマスパーティー!」
「めっちゃ行きたいとこあるね笑いーよ、行こっか!」
洋人は優しい。どんなわがままも笑って聞いてくれて、うれしかった。
「なごみー、」
「んー?どした、洋人」
「なごみにぎゅーしてちゅーしたい」
「どしたのまたそんなこと言って笑」
「だってしたいんだもん。笑」
洋人は眠くなるとよく甘える。私はそれが嬉しかったし、私も同じく思ってた。まだ会ったこともないのに。
ライムを始めて、普通の会話から甘い会話をするようになった通話。すべてがうまく行ってるように見えてた。
「なごみ、だいすきー」
「なにもう笑」
付き合ってもないのに好きと言われ、彼氏もいるのに甘えられ、洋人は彼氏がいることは知らないけど、罪悪感と背徳感があった。でもやっぱり嬉しくて、嬉しくて。
「わたしもだよ」
いつもそう言ってしまうのだった。
早く彼氏と別れてこの人と付き合いたい。そうすれば幸せになれるんだ、ってずっと思ってた。
