「気をつけ、礼!」

「お願いしまーす!!」


中1になる、春。私、井上瑞穂は、新しい塾に通い始めた。早速授業が始まった…
春のクラスは成績というよりかは入った順?らしいから私はS2という1番下のクラスだった。

「今日から、このクラスで理科を教えることになった大森雄也です。よろしく!!」

大森先生かー
見た目は35歳くらいだな、うん。

「なんか質問あるかー?」と先生に言われ私はすぐに手を挙げた!

「はい、はい!!」
「えっとー、なんだっけ…
あ、井上か、なんだ??」
「先生何歳ですかー?」
「何歳だと思う??」

んーと、35くらいに見えるから若く見せて30でいいかな?

「30歳!!」
「えっ?!まじで??」

いや、なんか落ち込んでるんだけど苦笑
え、もっと若いの??

「じゃあ…27歳?」
「え?!」

これでもまだだめなのー?
半信半疑だけどもーこれしかないか!

「25歳??」
「もー、いいよ泣」

え、もっと若いのー??
やばー笑

「ほかに質問あるかー?」
「はい!
彼女いますかー?」

この質問をしたのは、たしか…
あ、五十鈴天音ちゃんだ!
いるわけないっしょ笑笑

「いねーよ笑笑」

あっ、やっぱねー笑笑

「じゃあ、彼氏がいるんですか?」
クラス爆笑

こんな質問してきたのは、えっと…
須藤璃花子ちゃんか!

「おい、まてまてまて!!
俺はふつーの男だ!」

うん、めっちゃ焦ってたね笑
もー、なんなのこの人たち笑
サイコーすぎでしょ!!

こんな授業の始まりだった…