「おはよ千代」 「…おはよう」 「今日一緒に帰ろ?」 「うん」 素っ気ない青木の返事に嬉しそうに顔を綻ばせる男の姿。 素っ気ない態度を取られていると気がつきながらも学年の違う教室に人にで来れる勇気って凄いと思う。 私たちとは違う上履きの色。 私の上履きは黄色で、男の上履きは青。 1つ下の学年は赤。 最初入学した時は信号機かよって思ったよ。 「じゃあね千代」 それだけを言いにきたらしい男はすぐに元来た道を帰っていった。