「お父さん?私、沙織」 『珍しいなお前から電話だなんて』 小さい時から豪快に笑う父の笑い声に安心して涙が出そうになる。 「ごめん、忙しかった?」 電話の後ろがガヤガヤかしている気がして、きっと仕事中なんだろうなって。 『大丈夫だぞ、どうかしたか?』 寂しくなったか?なんて声をかける父に、 「うん、まぁ。」 らしくない事を言ってみたりする。