「背中に痣があるが、最近出来たやつか?」 どこかにぶつけたか?そう聞かれたが、ぶつけた記憶もないし痛みもない。 「わからないです」 なら、この背中の痣はいつ出来たんだろう…? 「…そうか」 松田は何やら真剣な面持ちで、書棚にある難しそうな分厚い本を手に取るとパラパラとめくっていく。 ピタッと止まったページに目を通す松田は眉間に出来た皺をさらに深くする。