「…いや、でも」 「大丈夫!男に払わせとけって」 意地でも秀虎に払わせようとするおじちゃんはお代を受け取ってくれない。 それを見かねて秀虎にコソッとお金を渡そうとすると、 「いらねえ、奢ってやるよ」 お金を返された。 「ご馳走さまでした」 ここは素直に秀虎にご馳走になり、おじちゃんに挨拶をすると笑顔でまた来てと言ってくれた。 「これから付いてきてほしいところあるんだけど時間ある?」 お腹いっぱいになり、公園のベンチに座っていると自動販売機で買った炭酸ジュースを手渡してきた。