「っ、///」


やばい…恥ずかしすぎて蒼の顔見れないや…


俯いていると、ふわっと、大好きな匂いに包まれた。


「あ、おい?」


「ねぇ何それ…すっげー可愛いんだけど。///」


「蒼…?」


「あー、やばい。ほんとに、破壊力…」


「何言ってるの??」


「なんでもない…あー、やばい、幸せ!!」


好きって、ちょっと頑張って言っただけで、蒼がこんなに喜んでくれるなら、恥ずかしいけど、もっと言ってもいいかな、なんて。


「あ、あと、私、蒼と遊びとか、そんなんじゃないからね??…他の女の子の言うこと…簡単に信じないでよ…」


あーもう恥ずかしい…


でも、知って欲しい。ちゃんと蒼が好きってこと。


「澪、聞いてた?の?」


「聞いてた…。」


「ごめん。」


「何それ。」


「あー、もー、なんで今日に限ってそんな可愛いこと言うわけ?」


「ちょっと、ちゃんと蒼に、言おうって…思って。」


「澪はいつも通りでいいよ。笑俺、澪がそんな素直だったら、心臓もたないかも笑」


「うん笑」


「よっし、じゃー、帰ろ〜」


真っ赤な夕日に包まれている君の背中。


「澪?いくよー」


こんな素直じゃない私をいつでも気にしてくれる。


そんな君の優しさが大好きです。