「…なにそれ、そんなわけないじゃん。…ごめん、ごめんね、澪。」


なんか私ばっかり心動かされてて悔しいから、ちょっと意地悪


「…蒼なんて、きらいっ」


嘘だけどね笑


「えっ、ちょっ、澪!?!」


思った通り慌ててる様子の蒼。


んふふ、可愛いからもうちょっとだけ…


「蓮くんみたいな人と付き合えばよかった。」


なんて、思ったことないけどね。笑


「…ら。」


…なんか言った?


「な、に?」


「冗談でも、それは許さないから…」


あれ、本気で怒っちゃった…?


「ご、ごめん蒼…冗談、きつかった…よね」


「…っはぁっ…蓮は、なんでも出来るもんな。」


「え、や、なんか、ほんとごめん…」


蒼も、ほとんどなんでもこなしてしまう蓮くんと比べられるの嫌なのかな。


「澪に言われると、余計きつい」


や、待って蒼、マジトーンじゃんっ、


わ、私…やっちゃった感じ??


「蒼、ほんとにごめんっ、蓮くんには失礼かもだけど、蓮くんがいいなんて1回も思ったことないよ。蒼が、1番だもん…///」


私がそう言うと、蒼がぎゅっと私を抱きしめた。


「蒼…??」