「え、澪何言ってんの〜笑いくら友達だからってフィルター付きすぎだよ!私が国宝級なんて、世の中の女の子に怒られるよ!大バッシングだよ?ってゆーか、国宝級は澪と蓮くんと蒼くんの方じゃん!!」


私が精一杯反論させてもらうと


「あー、ダメだこりゃ」


と、澪と蓮くん、そして、いつの間にか近くに来ていた蒼くんが顔を見合わせて笑った。


なんか、仲間はずれ感(?)


その時、蒼くんが耳元に近づいてきてこう言った。


「蓮はね、嫉妬してんの♪」


「ん??」


嫉妬…??蓮くんが、私に?


嫉妬する要素、ZEROじゃないですか??


「え、だって、私、全然全くモテないのに。心配する必要なんてこれっぽっちも…」


軽くパニック状態な私。


「いやぁー、雪あのね、いいこと教えてあげよう。」


そこに澪が入ってきた。


「え?いいこと?なーに?」


「このクラス…と言わず学年うーん、学校の半分の男はあんたのこと好きだよ?」


「え?」


ん??え??学校の半分の男??


えーと、ひと学年300人だから3学年で900人。男子はだいたい半分だから450人でその半分だから225人かぁ〜


って!計算してる場合じゃなくて!!