もしそうだったら、すごいショックだなぁ…。


いや、似合わないという自覚はあるんだけど、だけど好きな人に似合わないって言われるのは結構ショックだなぁ…。


「違う」


「え?あ、違うの?」


よかった…違うんだ…


「むしろ、逆…」


そう言って、くしゃくしゃと髪をかく蓮くん。


え、や、待って?なんで照れてるの?!


「どーゆーこと?」


「え、や、待って、わかんないの?ここまで言って?」


「え、うん。全然わかんないよ。」


「…だから、…雪は可愛いから…あんなの着たらほかの男がほっとかないだろって…。」


「えー、何それ笑見向きもされないよ〜」


蓮くんってば、いらない心配して笑


私がそう言うと、蓮くんははぁ、と大きなため息をついた。


「え、え、え?なんでため息?」


私が意味がわからずテンパっていると澪が後ろから抱きついてきた。


「あのね〜雪、無自覚にも程があるぞー?雪はめっちゃ可愛いから!国宝級だよ?」


そして、こんな意味わからないことを言った。