その後も話し合いが続き、結局私は一般公開の日の午前中に販売員をやることになった。


ちなみにメンバーは、私と蓮くん、蒼くんと澪。


蒼くんと澪も、周りの推薦により、引き受けた、というより、押し付けられたという表現が正しいような状態。


でも、蓮くんと澪と蒼くんと一緒に販売員ができるのは、楽しそうかな!なんて思って少しうきうきしてる。


そんな私とは反対に、蓮くんはとっても不機嫌。


「蓮くん、販売員そんなに嫌なの?」


「うん。嫌だ。」


「そんなに嫌なら変えてもらったら…??」


「違う、俺がやるのが嫌なんじゃなくて、お前がやるのが嫌なの。」


…何それ、意味わかんないよ、蓮くん。


「なんで?」


「お前見た?販売員の女子の服装。」


「んーん?見てないよ?」


「これだって。」


そう言って蓮くんはスマホで画像を見せてくれた。


そこに映っていたのは、とっても露出が多いフリッフリのドレス。


スカートも短いし、肩も出るようになってる。


ひえぇ。あ、分かった。


「蓮くん、これ、私が似合わなすぎて着るの見るの嫌ってこと?」