俺と喋らない彼女との幸福な生活。

あ、

だめだ。



私は生きること自体を諦めていたはずの身体を必死に左手で起こし、

彼から逃れようと這い回りました。


彼はそんな私をいとも容易く抱き上げ、

「やっぱ軽くなった」と微笑みました。


右手と両足がなくなったのですから、

多少は軽くなって当たり前です。