「できたー!!これで、はるきも喜ぶな!」

あれ…?勉強が楽しい…。

なんて、そんな訳あるか。

俺は、ベットに横になり、眠った。

このとき俺は気づかなかった。

誰かのためにすることが、こんなにも嬉しい気持ちになること

を……。 
 
日曜日になった。俺は、リュックに勉強道具、筆記用具をつめ、はるきの所に向かった。

「はるきー!きたぞー!」

そのとき、ちょうどはるきは主治医と話していた。

「じゃあ、はるきくん、ご両親と相談してね。」

主治医はその場を去って行った。

「なぁ…。なんの話してたんだ…?」

俺は、首を傾げて質問した。

「ひろきには、はなしてもいいかな…。俺な…。今度手術受けるんだ。」