僕の夢が見つかった瞬間

すると、病室の前に女の人が立ち止まっていた。


「あの…?どうかしたんですか?」

俺は、恐る恐る話しかけた。

「あっ…。いえ、なんでもないの…。」

「そうですか。俺、そこの病室入りたいので入っていいですか?」

そう言い、俺は質問したその時女の人はびっくりした顔をしていた。

「え…?貴方、はるきのお友なの?」

不思議そうな目でこちらを見ていた。

「はい。そうですけで…。もしかして、はるきのお母さんですか…?」

「はい。はるきの母です。」

やばい…!はるきのお母さんに会うの初めて会うのに、俺さっきすごく態度悪かったじゃん!

 「そう。はるきに友達ができたの。これからも、仲良くしてちょうだいね。」

そう言い、背を向けて去ろうとしていたはるきのお母さんを引き留めた。

「はるきには、会ってやったんですか?」

その言葉にはるきのお母さんの足が止まった。

「私に会う資格なんて…。」

「俺、たまにはるきに話聞くんです。はるきのお母さんのこと。」

俺に今できることは…。

「部外者の俺が言うのもなんですが、はるきはずっとお母さんに会いたいと、もっとお話ししたい

と、それから…。謝りたいと。」

はるきのお母さんの手を震えていた。