「大丈夫だよ…華ちゃん。」

「…なんで、名前」

びっくりした

私と赤髪は今日初めて会った

初対面なはずなのになんで私の名前を
知っているのか…?

「華ちゃんは結構有名なんだよ」

「私が、有名…?」

何を言ってるのか分からなくて
赤髪を見るとニコニコ笑っていた

「あ、僕そろそろ行かないと。
また後でね。華ちゃん」

「え、ちょっと!」

私の呼び掛けにも反応しないで
赤髪はさっさと屋上を出ていってしまった

また後で

どーゆー事だろう?

と疑問に思いながらも予鈴が鳴ったから
私も屋上を後にした