深い闇

「ん…」

ここどこ…

黒と白のシンプルなベッドとタンスに
ソファーが置いてある

普通に生活できそうな部屋だ

と、私はそこで察した

「総長部屋か…」

蒼に居た時にもあった部屋

総長専用の部屋で入る事を禁止されている

まぁ、その族の総長次第だけどね

体を起こしてベッドに座ってボーッと
していると

「起きてたのか」

金髪が入ってきた

「部屋…貸してくれてありがと」

「おう」

沈黙が流れる

私は部屋を出ようと立ち上がった

そしてそのまま金髪の横を通り過ぎようと
した時

━パシッ

腕を掴まれた

「なに…」

「お前…何もんだよほんとに」

「何物でもないただの女子高校生ですけど」

「ちっ…」

私の答えに納得しないのか金髪は舌打ちを
しながらも私の腕を離し
そのまま部屋の中に入っていった

「なんなのまじ…」

金髪はいつも痛い所を突いてくる

まるで私の心を読んでるみたいに…