━コンコン
「華ちゃん入るよー」
私を担当してくれている看護師が
入ってきた
診察してもらった日にいた看護師さん
名前は後で聞いてわかったけど
“堂山 さつき”さんって言うらしい
確か…金髪も堂山って言ってたけど…
なわけない、よね?
さつきさんとは歳も近いって事で
仲良くなった
さつきさんの前では少し気持ちが
落ち着くような気がする
「華ちゃん!?どーしたの?どっか痛い?」
私が泣いている事に気づいたのか
慌て始めるさつきさん
私は必死に首を横に振る
さつきさんはベットサイドに座って
私の背中を優しく撫でてくれた
「なんかあったんだね…」
「さっ、つきさん…私っ…自分の気持ちが
良く分かんなくて…っ…」
泣きすぎて上手く喋れないけど
さつきさんは頷いて聞いてくれた
「そっか…辛いよね…」
そのまま私の涙が止まって落ち着く
まで背中を摩り続けてくれた
私の背中を摩ってくれるさつきさんの
手は凄く暖かかった
もうこの際さつきさんには全部
言ってしまおう
怖いけど…
でも、さつきさんはそんな人じゃない
理解してくれなくても良い…
ただ、そばにいて欲しい…
私、誰かにそばにいて欲しかったんだ…
私はポツリポツリ話し始めた
両親の事、蒼の事、学校の事
それに
澪牙の事も
どうしてこの病院に来たのかも
全て話した
話し終えた時
「やっぱり私、最低ですよね…」
私はポツリと呟いた
「っ…どい…酷いよ…酷すぎる…」
「え?」
さつきさんの方を見ると泣いていた
「えっ!?なんでさつきさんが泣いて…?」
「だって…皆酷すぎるじゃん。
華ちゃんの気持ち考えないで全部
華ちゃんばっかに押し付けてさ…!」
さつきさんが怒ってる…
私の話を聞いて怒ってくれたのは
さつきさんで2人目だ…
「あ、私が何で骨折したのか他の人
には内緒でお願いします…」
「当たり前よ!なんかあったら
すぐ言うんだよ!なんでも聞くから!」
さつきさんの言葉に冷えきっていた
心が少しだけ温まった気がした
「華ちゃん入るよー」
私を担当してくれている看護師が
入ってきた
診察してもらった日にいた看護師さん
名前は後で聞いてわかったけど
“堂山 さつき”さんって言うらしい
確か…金髪も堂山って言ってたけど…
なわけない、よね?
さつきさんとは歳も近いって事で
仲良くなった
さつきさんの前では少し気持ちが
落ち着くような気がする
「華ちゃん!?どーしたの?どっか痛い?」
私が泣いている事に気づいたのか
慌て始めるさつきさん
私は必死に首を横に振る
さつきさんはベットサイドに座って
私の背中を優しく撫でてくれた
「なんかあったんだね…」
「さっ、つきさん…私っ…自分の気持ちが
良く分かんなくて…っ…」
泣きすぎて上手く喋れないけど
さつきさんは頷いて聞いてくれた
「そっか…辛いよね…」
そのまま私の涙が止まって落ち着く
まで背中を摩り続けてくれた
私の背中を摩ってくれるさつきさんの
手は凄く暖かかった
もうこの際さつきさんには全部
言ってしまおう
怖いけど…
でも、さつきさんはそんな人じゃない
理解してくれなくても良い…
ただ、そばにいて欲しい…
私、誰かにそばにいて欲しかったんだ…
私はポツリポツリ話し始めた
両親の事、蒼の事、学校の事
それに
澪牙の事も
どうしてこの病院に来たのかも
全て話した
話し終えた時
「やっぱり私、最低ですよね…」
私はポツリと呟いた
「っ…どい…酷いよ…酷すぎる…」
「え?」
さつきさんの方を見ると泣いていた
「えっ!?なんでさつきさんが泣いて…?」
「だって…皆酷すぎるじゃん。
華ちゃんの気持ち考えないで全部
華ちゃんばっかに押し付けてさ…!」
さつきさんが怒ってる…
私の話を聞いて怒ってくれたのは
さつきさんで2人目だ…
「あ、私が何で骨折したのか他の人
には内緒でお願いします…」
「当たり前よ!なんかあったら
すぐ言うんだよ!なんでも聞くから!」
さつきさんの言葉に冷えきっていた
心が少しだけ温まった気がした

