私が落ち込んだ感じでいると
「私の弟もね瀬奈さんと同い年ぐらい
なんだけど…しょっちゅう喧嘩ばっか
してるから怪我して帰ってくるのよ…」
「…」
看護師さんはいきなり話し始めた
私はそれを黙って聞いた
「中学の頃はちゃんと帰ってきてた
んだけどね…高校に入ったらたまにしか
顔出さなくなって」
暴走族かなんかに入ったんだな…
その弟さん
「それでお母さん心配ばっかしてて
ろくに寝てなかったらしくてね
急に倒れてこの病院に入院してるのよ」
心配してくれる人がいるだけいい事
「そうなんですか…」
「ごめんなさいね…急にこんな話して…
でもね、なんか似てるのよ瀬奈さんが
私の弟と。」
似てる?
どこが?
って聞こうと思ったら
「瀬奈さん。レントゲン室に
来てください」
今度はタイミング悪く呼ばれてしまった
私はのそのそと立ち上がった
「っーーーーーー…」
看護師さんに一礼して診察室を出る
痛みと戦いながらレントゲン室へ
向かった
「えー…検査の結果ですが…
やはり、背骨が折れています」
「そうですか…何週間ぐらいで退院
出来そうですか」
「人それぞれですが早くて3週間
遅くても5週間ってとこですかね」
3週間…
それを聞いて私の頭に真っ先に
浮かんだのが
澪牙の事だった
1週間お試しで仲間に入って
本当に仲間になるのかならないのか
って話だった
まあ、澪牙の人達は皆私が逃げたと
勘違いして諦めてくれるでしょ
そこから私の病院生活が始まった
「私の弟もね瀬奈さんと同い年ぐらい
なんだけど…しょっちゅう喧嘩ばっか
してるから怪我して帰ってくるのよ…」
「…」
看護師さんはいきなり話し始めた
私はそれを黙って聞いた
「中学の頃はちゃんと帰ってきてた
んだけどね…高校に入ったらたまにしか
顔出さなくなって」
暴走族かなんかに入ったんだな…
その弟さん
「それでお母さん心配ばっかしてて
ろくに寝てなかったらしくてね
急に倒れてこの病院に入院してるのよ」
心配してくれる人がいるだけいい事
「そうなんですか…」
「ごめんなさいね…急にこんな話して…
でもね、なんか似てるのよ瀬奈さんが
私の弟と。」
似てる?
どこが?
って聞こうと思ったら
「瀬奈さん。レントゲン室に
来てください」
今度はタイミング悪く呼ばれてしまった
私はのそのそと立ち上がった
「っーーーーーー…」
看護師さんに一礼して診察室を出る
痛みと戦いながらレントゲン室へ
向かった
「えー…検査の結果ですが…
やはり、背骨が折れています」
「そうですか…何週間ぐらいで退院
出来そうですか」
「人それぞれですが早くて3週間
遅くても5週間ってとこですかね」
3週間…
それを聞いて私の頭に真っ先に
浮かんだのが
澪牙の事だった
1週間お試しで仲間に入って
本当に仲間になるのかならないのか
って話だった
まあ、澪牙の人達は皆私が逃げたと
勘違いして諦めてくれるでしょ
そこから私の病院生活が始まった

