今日は学校休んだからもう少し
体の痛みが引くまで寝てよーっと

そう思いもう1回目を瞑ろうとした時

━ピコンッ

メールを知らせる音が鳴った

え!?

返信早くない?

びっくりしながらスマホを開くと
送ってきたのは白髪じゃなくて以外にも
金髪だった

『なんで』


なんでってなに?

送ってくるのがなんでの1文だけって

━ピコンッ

もう一通来た

『なんで俺にはなんも言わねーんだよ』


なにこいつ…

なんで私が白髪にメール送ったの
知ってるわけ?

今の時間学校だよね

と考えながらボーッとしててそのまま
数十分未読無視をしていると


━ピコンッ

『おい』

『起きてんだろ』

『返事ぐらいしろよ』

短い文がたんたんと送られてきた

このまま未読無視し続けてると面倒くさ
い事になりそうだったから

〔ごめん。寝てた〕

この2言送った


「っ…いててててて…」

寝返りをうとうと少し体を動かした
だけで凄い痛みが来る

━ピリリリッ

今度は電話が鳴った


「…なに」

『お前…なんで昨日勝手に帰ったんだよ』


ほんっとド直球な質問…

「…別にただ用事思い出しただけ」

『じゃあなんで俺達に言わなかった
んだよ。言えば送ってったし』

なんでなんでってしつこいな…

「関係ない」

『あ”?』

「だから、あなた達には関係ない
って言ってんの」

『てめぇ…人がしんぱ

━ツーツーッ

金髪がまだ話してたけど面倒くさく
なってきたから勝手に切った

ってゆーか

「…痛い」

これどっかイッちゃってんじゃ
ないかと思う程の痛み

「一応病院行こーかな…」

痛む体を無理矢理起こして立ち上がる

「いっ…」

痛みで崩れ落ちそうになったけど

なんとか壁に手をついて支えた

ふとある事が頭に浮かんだ

─病院で検査したら体見られるじゃん
そしたら…痣とか見られちゃう…

どうしよう…

でも、体が今までに感じたことのない
ぐらい痛みでボロボロだ

階段から落ちたとか適当な事
言っておけば深入りされないよね

問題は

「どうやって病院に行くか…か」

歩いても十分行ける距離にあるけど

この状態だし

救急車呼ぶにも騒ぎになっちゃうし

バス?

バス停まで結構あるし

「あ…」

タクシーがあった

早速近くのタクシー会社に電話する

『はい。こちら〇〇タクシーですが』

「あの、すいませんタクシー1台
お願いしてもいいですか?」

『わかりました。では、どちらまで』

そう言われたから私は自分の住所を
言って10分程で着くと言われたから
準備を素早く済ませた

小さな肩掛けバックに携帯と診察手帳を
入れてマスクをする