「集まってもらって悪いな。
今日はお前らに紹介したいヤツがいる」

よし。

そう気合を入れて一歩前へ出た

一気にざわつき始める下っ端の人達

「静かにしろ」

倉庫に響く金髪の声。

その声に下っ端はシーンと静まり返った

「瀬奈 華。1週間だけどよろしく
お願いします」

それだけ言ってペコッと頭を下げた

「こいつには1週間だけお試しで仲間に
なってもらう。1週間後に正式に決まる」

「1週間だけって…」
「どーゆーことだよ…」
「てか、あいつ裏切り者って言われてる
やつだよな…」

金髪の言葉にまたザワザワし始めた

「文句のある奴は俺らの所に1人ずつ
言いに来てねー。真相が聞きたかったら
華ちゃん本人に聞いてね」

赤髪が貼り付けた笑顔でそう言った

途端に静まり返る倉庫

「以上だ。解散」

金髪の言葉に皆はまたゲームしたり、
バイク弄りを始めた

「お前下っ端の奴ら見に行ったら?」

そう金髪に言われたから

渋々階段を降りた