倉庫について幹部室に入ると
まりあがボロボロの状態で泣いていた

「まりあ!?…どうしたの!?」

そう近づこうとした時だった

「お前何言ってんだよ…
お前がやったんだろーが!!!」

大河に怒鳴られいきなり胸ぐら掴まれた

何を言われてるのかちょっと理解できなかった

「は?私そんな事してな…うっ……」

大河にお腹を殴られ吹き飛んだ

「とぼけてんじゃねーよ!
まりあがそう言ってんだからよ!!」

「…は。まりあ、が?」

「何回言ったらわかんだよ!もう二度と
俺達の倉庫に来んな…」

「私じゃない…」

「お前はもう姫なんかじゃねえ」

「…私、やってないってば…」

そう言ったけど、大河の耳には届かなかった

光輝、幹部の涼太、咲斗、雷

助けを求めても誰も助けてくれなかった

殴られ、蹴られ、ボロボロの状態で
捨てられた

悔しかった、辛くて、痛くてたまらなかった

それなのに私の頬を涙がつたうことは
無かった