「じゃあ、俺そろそろ帰ります」

30分後位に白髪が席を立った

「おう。皆によろしく伝えといてくれな」

「りょーかいっス」

━カランカラン

そう言いながら白髪は店を出ていった

私はじっっっと春馬さんを見つめる

「…」

「…」

「…っなんだよ!」

沈黙に耐えられなくなったのか
春馬さんがそう言った

「春馬さんと白髪って何繋がりですか?」

「白髪…?あー夏斗の事か
んー…なんて言えば…後輩?かな」

「後輩?」

後輩ってなんの後輩なんだろう

高校とか?部活とか?

「華にはまだ言ってなかったけどな
俺実は昔“澪牙”の総長やってたんだよ」

澪牙(れいが)はここら辺一帯を占めている
世界No.1の族と言われている

「ふーん…じゃああの白髪は今澪牙
の幹部とか総長辺りなんだね」

「もっといい反応してくれよなー」

いい反応って…

春馬さんなんて言えばいいのか
わかんないオーラまとってるから…

族とかそーゆー系の所に居そうな感じは
してたんだよね笑