私、瀬名 華(せな らん)は

世界No.3と言われている
『蒼(そう)』の姫をやっていた

その頃の私は、昔とは全く正反対で
よく笑い、よく話す、明るい子だった…


そうあの日までは


ある日、私のクラスに転校生が来た

名前は 三崎 まりあ

肩までの栗色の髪は緩く巻かれていてピンク色
のぷっくりとした唇の可愛らしい子だった

まりあが来た日の放課後の事

副総長の 髙島 光輝(たかしま こうき)
と一緒に私は倉庫へ向かった

倉庫に着き幹部室の前に来ると中から
楽しそうな笑い声が聞こえてきた

何か良い事でもあったのかな?

と思って中に入った私はその場から
動けなくなった

まりあが居たからだ
しかも、いつも私が座っていた

総長 桐島 大河(きりしま たいが)の横に


なんで?

私が固まっていると