深い闇

いきなり目の前で苦しそうにする
私を見て蒼の皆も驚いていた

でも、大河は知っているはず…

私にとってのタブーな言葉が


━ウマレテコナキャヨカッタ


だって事を…


「お、おい…」

遠慮がちに光輝が私に声をかけ
手を伸ばしてきた


その声にハッとした


「さわらないで」

そう言って光輝の手を払いのけた

自分の口から放たれたとは思えない程の
低く冷たい声だった

その瞬間私の中の何かがガラガラと
大きな音を立てて崩れていった


自分の中にあった感情がどんどん
消えていくのがわかった…


突然の豹変ぶりに蒼の皆は言葉が
出せない程驚いている


「…私がやったんだよ」

「え…?」

「だから、私がそこに居る三崎まりあを
虐めました。全部、私がやりました」