「制服乾かさなきゃ」

しばらくそこでうずくまってたら
チャイムが鳴っちゃったし、びしょ濡れ
だから授業をサボることにした

向かった先は───

「うわっ…さっむ…」

私の好きな1番好きな場所である屋上だ

でも…

「なんで……」

…蒼が居るの?

「あ、サイテー女じゃん」

「丁度良かった。お前に用があったんだよ」

なんて言いながらジリジリと大河達が
近づいてくる

「なに」

大河の圧に負けないように必死で
平成を装いながら答えた